こんにちは!今日は、EUの飛行機が遅延や欠航した際に補償金がもらえる制度「EU規則261/2004」(通称:EU261)について、LCCでも適用されるのか、実体験に基づいて詳しくお話ししていきます。
「LCCだと補償金なんてもらえないんじゃ…」と思っていた方、朗報です!実は、LCCでもEU261に基づく補償金を受け取れる場合も多いです。実際の事例や各航空会社の対応を見ていきましょう。
目次
1. EU261って、LCCにも適用されるの?
結論から言うと、適用されます!
Ryanair、easyJet、Wizz Airなどの有名LCCでも補償金がもらえる事例が多数あります。
ただし、LCCでは独自の補償規定を作っている所も多く、3時間以上でないと支払われない航空会社もありました。そういった部分を理解して申請していくことが重要ですので、不安な方は「EU261補償金申請窓口」をご利用ください。
2. LCCでのEU261補償金獲得、実際どうだった?具体的な事例集
事例1:ブエリング航空で15時間の大幅遅延
2024年6月、乗る予定だった航空機の故障で15時間もの遅延が発生した時のこと、EU261に基づいて補償金を申請いただき、無事にお受け取りいただけました。申請窓口の利用で申請から獲得までスムーズに進めることができました。
事例2:ウィズエアで4.5時間遅延
2024年5月、機材トラブルにより4.5時間の遅延が発生。1500km未満のフライトでしたので申請窓口の利用で250ユーロを獲得いただきました。
事例3:ライアンエアーで4時間遅延
2024年6月、4時間の遅延が発生しました。この事例でも補償金の対象となり、こちらも1500km未満のフライトのため250ユーロが振り込まれました。
3. 主要なLCCのEU261への対応、実はこんな感じ
各LCCで、EU261への対応に違いがあるのをご存知でしたか?ここでは、主要なLCCの対応方針を見ていきましょう。
ブエリング航空
ブエリング航空は、独自のルールを設けています。
遅延に対する補償金は、目的地への到着時間に基づいて計算されます。予定時刻より3時間以上遅れて到着した場合、天候など特別な状況を除いて、金銭的補償を請求する権利があります。
出典:ブエリング航空公式ヘルプ
3時間以上の遅延の場合、補償金を受け取れた実績があります。
ライアンエアー
ライアンエアーもブエリングと似たような方針を取っています。
EU261の補償金額は、出発/到着空港間の距離によって決まります:
- 1,500 km以下の全フライト: €250
- 1,500 km超のEU域内フライト、および1,500 km~3,500 kmの全フライト: €400
- 3,500 km超のEU域外フライト: €600
出典:ライアンエアー公式ヘルプ
3時間以上の遅延で補償金を受け取れた事例があります。
イージージェット
イージージェットは、他の2社と比べてより柔軟な対応をしているようです。
フライトが2時間遅延(1500km以下のフライト、例:ロンドン-チューリッヒ)した場合、バウチャーを受け取る権利があります。フライトが3時間遅延(1500km超のフライト、例:ロンドン-ドブロブニク)した場合も、バウチャーを受け取る権利があります。
4. LCCを利用する際の補償金申請、こんなコツがあります!
- 予約確認書や領収書は必ず保管しておきましょう。
- LCCだと特に食事や宿泊の補償をしてくれないことが多いので、もらえたらラッキーくらいの気持ちでいた方が良いでしょう。
- 遅延証明書はなくても問題ありませんが、あった方が話は早いです。
- 英語での対応に不安がある場合は、日本語対応の「EU261補償金申請窓口」の利用を検討してみてください。
- 航空会社の説明をうのみにせず、EU261の規定を確認することが大切です。
まとめ:LCCでも諦めないで!
LCCだからといって補償金を諦めてしまうのはもったいないですね。遅延や欠航が発生した場合は、ためらわずにまずは無料診断をしてみてください!
航空会社によって対応が異なるため、不安な方はEU261補償金申請窓口のご利用いただくことをおすすめします。専門の申請サービスをご利用いただくことで、面倒な手続きもスムーズに進めることが可能です。
皆さんも、もしかしたら知らないうちに補償金を受け取る権利があるかもしれません。この記事を参考に、ぜひ確認してみてくださいね!