COMPENSATION

飛行機の遅延・欠航の補償まとめ|保険・カード付帯・EU261の違いと使い分け

旅行保険やカード付帯の旅行保険の「航空機遅延費用等補償特約」によって保証される場合もありますが、 旅行保険では6時間以上の遅延のものが多く、カード付帯のものは上位カードにしか付帯していないものも多く適用が難しいだけでなく、得られる補償金も1~2万円が一般的 です。

一方、Regulation (EC) No 261/2004に基づく補償金は 事前の加入が不要にも関わらず、最も多くの金額を受け取れるのが特徴 です。 3時間以上の遅延で300600€(410万円)を受け取れる場合があり、費用項目も限定されないので、確実に申請しておきたい制度 です。

EU-261ドットコムでは、補償金がLINEで簡単に申請できます。

1. 旅行保険の活用

旅行保険による飛行機遅延や欠航に関する補償は保険会社によって異なりますが、主要な保険の条件を記載しておきます。

概ね6時間以上の遅延に対して、2万円まで保証される場合が多いようです。

損保ジャパン

「航空機遅延費用等補償特約」によると、航空機の6時間以上の遅延、欠航、運休、または搭乗不可能な状況が生じた場合、被保険者は宿泊施設の料金、食事代、移動交通費、国際通話料など、2万円までの費用補償を受けることができます。また、乗り継ぎによる遅延で代替航空機が6時間以内に利用できない場合も同様です。この補償を受けるには、遅延等の事実を証明できる書類が必要になります​。

https://faq.sompo-japan.jp/off/faq_detail.html?id=50182

AIG旅行保険

出発遅延等もしくは搭乗不能または被保険者が搭乗した航空機について生じた着陸地変更により、その航空機の出発予定時刻から6時間以内に代替となる他の航空機を利用できない場合に、被保険者は宿泊施設の料金、食事代、移動交通費、国際通話料など、2万円までの費用補償を受けることができます。

https://travel.aig.co.jp/content/dam/tg-japan/ota/resource/pdf/yakkan_021_18jan.pdf

2.カード付帯の旅行保険

カード付帯の旅行保険は、クレジットカードによって異なりますが、通常、遅延補償、欠航補償、搭乗不能補償などの特典が含まれています。具体的な補償内容や金額、請求手続きの方法はカード会社や保険会社によって異なりますので、事前に詳細を確認しておきましょう。

下記は主なクレジットカード付帯の旅行保険による飛行機の遅延欠航に対する保険金の例です。

一般的なクレジットカードの旅行保険には、飛行機遅延や欠航に関する補償はついていないことが多いのですが、下記のようなカードであれば保険が利用できる場合があります。

三井住友カード プラチナ及びコーポレートゴールド

航空便の遅延や欠航、手荷物の配達遅延・紛失などで負担した一定の費用を補償します。

乗継遅延費用:2万円

被保険者が責任期間中に航空便を乗り継ぐ場合において、到着便の遅延によって出発便に搭乗することができず、到着便の実際の到着時刻から4時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合、乗継地点において代替便が利用可能となるまでの間に被保険者が実際に負担した食事代およびホテル等の客室料を支払う。

出航遅延・欠航・搭乗不能費用:1万円 *プラチナの場合は2万円

被保険者が責任期間中に搭乗予定の航空便について、次のいずれかの事由が生じ、出航予定時刻から4時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合
(1)4時間以上の出航遅延
(2)欠航・運休
(3)航空会社の搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能

出航地において代替便が利用可能となるまでの間に被保険者が実際に負担した食事代を支払う。

*ホテル等の客室料はお支払い対象となりません。
*1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について、保険金額を限度とします。

https://www.smbc-card.com/mem/service/li/hoken_kouku_cp.jsp
https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/knowledge/plane-delay.jsp

AMERICAN EXPRESS

カード会員様が海外にお出かけの際、航空便の遅延により臨時に出費したご宿泊料金やお食事代を補償します。また、手荷物の到着遅延や紛失したことにより負担した衣類や生活必需品の購入費用も補償します。

・乗継遅延費用

乗継地において、搭乗した航空機が遅れて、乗継を予定していた航空機に搭乗できず、乗継地への到着時刻から4時間以内に代わりの航空機を利用できなかった際に、宿泊施設の客室料、食事代が発生した場合。

・出航遅延/欠航/搭乗不能費用

搭乗する予定の航空機が、4時間以上の出発遅延、欠航、運休もしくは、搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能により、4時間以内に代わりの航空機を利用できなかった際に、食事代が発生した場合。

https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/insurance/nac-insurance/flight-delayed-compensation/

3. EU規則261/2004に基づく補償金

EU規則261/2004(Regulation (EC) No 261/2004)は、遅延やキャンセル、予約拒否を経験した乗客が受けるべき補償と支援を定めており、乗客に公正かつ適切な待遇を補償するためにEU政府によって制定された法律です。

対象はEU領内の空港から出発、またはEU航空会社が運行するフライトが非EU国からEU領内へ到着する場合に適用されます。主な条件として、乗客は有料でチケットを購入し、事前に予約を確認している必要があります。無料や一般公開されていない割引料金で旅行している乗客は対象外です​​​​​​。

請求できる補償金の金額と条件は下記のようになっています。日本とヨーロッパを結ぶフライトの場合は概ね3,500km以上になりますので、3時間以上の到着遅延が対象です(3〜4時間は€300、4時間以上は€600)。これに加えて、食事や宿泊、移動にかかった実費を条件によって請求できる場合があります。

飛行距離補償金額(遅延・欠航共通)
1,500km未満€250
1,500km以上3,500km未満€400
3,500km以上€600 ※到着遅延が3〜4時間に収まった場合は€300(50%減額)

※遅延の場合、補償の対象となるのは**飛行距離に関わらず「最終目的地への3時間以上の到着遅延」**です(EU司法裁判所の判例 Sturgeon事件 C-402/07・Nelson事件 C-581/10により確立)。飛行距離は補償金額にのみ影響します。

適用条件と補償金額

*その他複雑な条件がございますが、理解しやすいようにシンプルに記載しております。例えば自然災害などの非常に異常な状況下では補償対象外となる場合があります。
*補償金の獲得を保証するものではございません。

また、EU規則261/2004(Regulation (EC) No 261/2004)の詳細な情報や補償申請の手続きは別記事で紹介しております。ぜひこちらを参照してください。

【EU261法】ヨーロッパで飛行機が遅延/欠航した方へ!最大€600の補償金獲得方法を徹底解説

*本記事の内容は、できる限り正確かつ最新の情報を掲載しておりますが、補償金や保険金の獲得を保証するものではございませんので、予めご留意ください。

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